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うつ病の症状は落ち込んだ気分が継続し、何事にも意欲を喪失する精神症状を呈しますが、現在では脳内神経伝達物質の分泌量のバランスなどが崩れることで発症するとみられています。そこで現在の治療はお薬を服用することが中心になります。ただし自傷行為の危険があったり、食事の用意などの家事で時間をとられて家庭では良好な療養環境を確保することができない場合は、入院治療が必要になります。入院治療することのメリットは、ストレス要因からも物理的に距離をとることで、療養に専念することができる点をあげることができます。同じ病気に悩む患者同士での交流の機会などもあるので、他の患者さんの体験談や回復する様子を目の当たりにすることで、治療にも明るい展望を抱くことができます。また規則正しい生活になるので、服薬を忘れることなく必要な投薬治療を完遂することができるので、高い治療成績を期待することができます。さらに家族などの患者さんを介護するサイドの人間も心理的に休息をとることも可能になります。精神的な疾患で入院すると、長期入院する先入観がありますが、うつ病では投薬治療などが効果を示せば、それなりの入院期間で治療に取り組むことで退院することも可能です。うつ病に罹患してもすべての患者さんが入院治療が必要になるわけではありません。治療しても症状が悪化した場合や自傷行為のリスクが懸念されるような事例について入院が必要になるのであって、多くの場合は十分な休息をとることができる環境であれば、自宅にいながらの治療でも十分回復を見込めるわけです。現在では日常的に高いストレスにさらされる環境にあるので、うつ病の発症を予防することは簡単なことではありません。むしろ誰でもかかる可能性のある病気と考えて、日ごろから注意を払うことが肝要です。あらゆる病気に共通することは早期発見早期治療が短時間での回復には不可欠と言うことです。そこで意欲がわかなくなったり、興味のあることでも関心がわかないような状態が慢性的に続くようであれば、一応うつ病の可能性を念頭に置くべきでしょう。継続する期間の目安としては2週間程度ですが、気分の落ち込みなどの精神症状だけでなく、食欲不振や下痢などの消化管症状などが慢性的に見られるときも注意が必要です。実はこれらの身体症状の影に、うつ病が隠れている場合もあるからです。インターネットなどで公開されているセルフチェックを利用することも、医師の診断を検討するときの参考になります。